2023年8月26日、北九州市八幡西区の大規模なショッピングセンター「コストコ」の駐車場で、悲しい事件が発生しました。
生後10ヶ月の中山喜寿生(なかやま きずき)ちゃんが車内に取り残され、結果として亡くなってしまいました。この報道に心を痛める人は多いでしょう。
この事故が「ありえない」と批判される理由について、詳しくお伝えします。
赤ちゃんは体温調節機能が完全に発達していないため、大人よりも熱中症にかかりやすいのです。
警察による再現実験から、当時の車内温度が約50度まで上がっていたことが明らかになりました。
この事態に至った経緯と現場の状況について、詳しく解説いたします。
- コストコ赤ちゃん置き去り事故
- 車内の席の配置と家族構成
- コストコ置き去り事故の車の止め方がありえない?
- 発見時の車両内は約50度!
- コストコ置き去り事故がおかしい・ありえないと言われる理由とは?
コストコ赤ちゃん置き去り事故
車内に放置された幼児の死亡事故。
多くの方が、「またしても起きてしまったか」という思いでしょう。
26日に福岡・北九州市の大型商業施設の駐車場で、10か月の男の子、中山喜寿生(きずき)ちゃんが心肺停止状態で見つかりました。
喜寿生ちゃんは急いで病院に運ばれましたが、その後、彼の死が確認されました。
なぜ10か月の喜寿生ちゃんが、密閉された車内に放置されてしまったのでしょうか?
車内の席の配置と家族構成
車内の席の配置と家族構成は以下になります。
北九州のコストコの乳児置き去り事件、絶対故意だろ。父親と知人女性が先に降りて別に買い物ってのも意味がわからんけど、母親が乳児の隣に座ってたのにそのまま降りて相手が連れてると勘違いっておかしいだろ。父親が後から降りたなら、まだ、まだわかる。 pic.twitter.com/MqX4qcog0h
— 熱気ベジ@YouTuber (@vegi_basara) August 29, 2023
両親は商業施設に到着後、それぞれ別の方向で買い物に出かけ、お互いが喜寿生ちゃんを連れていると思い違いしていたとされています。
屋外の気温が30度以上の高温下で、少なくとも2時間にわたって施錠され、窓も閉められた状態の車内に喜寿生ちゃんが放置されていました。
コストコ置き去り事故の車の止め方がありえない?
コストコ置き去り事故の車がありえない止め方をしていると話題になっています。
こういったコメントが見受けられました。
しかしながら、これは誤解と思われます。
おそらく、これはコストコの駐車場ではなく、警察が再現実験で同じ状況をつくるために当時停めていた方角に車を向けたものと思われます。
【コストコ赤ちゃん置き去り事故】発見時の車両内は約50度!
10か月の中山喜寿生ちゃんが死亡した状況を詳細に調査するため、警察は当時乗っていた車を使用して再現実験を行いました。
当日と同様の天候と時間帯に、車のエンジンを切って車内温度を測定したところ、約2時間半で車内温度が50度に達していたことが確認されました。
この2時間半は、喜寿生ちゃんが車内に置き去りにされた時間に相当するとされています。車が発見された際も、同程度の高温だったと考えられています。
【コストコ赤ちゃん置き去り事故】おかしい・ありえないと言われる理由とは?
コストコでの赤ちゃん置き去り死亡事件には疑問点が多く、ネット上でも「おかしい、ありえない」といった声が上がっています。具体的には以下のような点です。
おかしい・ありえないと言われる理由①
母親がなぜ気付かなかったのか?
2列目の座席に母親と喜寿生(きずき)ちゃんが座っていたにも関わらず、母親が気づかなかった理由が不明です。
コストコ置き去りの件、「夫(妻)が連れて行ったと思った」両親の勘違いが発端なんだけど車の座席見る限りやっぱ意味わかんない… pic.twitter.com/JeOR049z1t
— ゴリ美・ジョースター(ジョースターの血統ゴリラ)🐈⬛🐕🦍 (@umemaru5963) August 28, 2023
おかしい・ありえないと言われる理由②
父親が子供を母親一人に任せた理由 家族は両親と3人の子供で、母親一人で全員を見るのは容易ではないはず。
それにもかかわらず、父親は子供たちを母親に任せて、別の女性と車を出たのです。

母親が消防に通報した時点ではまだ息はあった?
2時間半もの間、高温状態にさらされたにもかかわらず喜寿生ちゃんは母親が消防に通報した際に「息子の呼吸が苦しそう」と言ってるので、その時点ではまだ呼吸があったと思われます。
2時間半もの間50度近い温度にさらされていたことを考えると、喜寿生ちゃんはそうとう苦しかったことでしょう。
もっと早く気づけなかったのか、という思いでいっぱいです。
車の止め方がありえない?【コストコ赤ちゃん置き去り事故】:まとめ
生後10ヶ月の中山喜寿生(なかやま きずき)ちゃんが車内に置き去りにされ、亡くなってしまった事故。
このような悲しい事故が繰り返されています。
失われた命は取り戻せません。両親は今後、刑事責任に直面するでしょう。
通常、保護責任者遺棄致死の容疑では「故意」が前提とされます。そのため、この事件が故意によるものなのか、それとも単なる過失なのかが、捜査の主要な焦点となる可能性が高いです。
大切な赤ちゃんの命を守るために、繰り返しこのような事故が起こらないように早急な原因解明と啓発が必要だと思います。
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