2019年7月18日、京都のアニメスタジオ「京都アニメーション」で悲劇的な放火事件が発生し、36人が命を失い、33人が負傷しました。
2023年5月8日には、この事件の主犯とされる青葉真司被告の法廷手続きが京都地裁でスタートしました。
初の裁判は2023年9月5日に開始されます。
この大きな事件の背後にある事実が明らかになると期待されています。
- 青葉真司のプロフィールと経歴wiki
- 父親・兄・妹の自殺
- 青葉真司容疑者 京アニ無差別放火事件までの時系列
- 青葉真司容疑者 過去の逮捕歴
- 青葉真司は京アニ事件で死刑囚になるのか?
青葉真司のプロフィールと経歴wiki
名前:青葉真司=あおば しんじ
生年月日:1978年5月16日
出身:埼玉県
住所:埼玉県さいたま市見沼区
職業:無職
趣味:鉄道(鉄オタ・撮り鉄)
身長:約180㎝
血液型:A型
青葉真司は1978年5月16日に生まれました。彼は兄と妹を持つ3人兄弟でした。
小学校の初めのころ、彼の両親は離婚しました。それ以後、青葉真司は兄妹とともにタクシー運転手だった父親と一緒に生活をしていました。
青葉真司が中学2年生のとき、家賃の未払いのために彼らの家族はアパートから出て行かざるを得なくなりました。この経験が彼の性格に影響し、彼は自宅での引きこもり生活に傾き始めました。
青葉真司容疑者は埼玉県さいたま市出身で小中学校は地元の学校を卒業しており、高校は夜間の定時制を卒業していました。
高校卒業後は、人材派遣会社に登録して職を転々としており埼玉県庁の非常勤職員として勤務していたこともあったということです。
父親・兄・妹の自殺
彼の人生は1999年12月に大きな転機を迎えました。父親が自らの命を絶ったのです。その後の数年で、妹と兄も同じ運命をたどりました。
これらの悲劇の結果、青葉真司は家族をすべて失うこととなりました。
2009年には茨城県内の郵便局に就職しており、金銭的に苦しい生活を送っていたとみられています。
青葉真司容疑者 京アニ無差別放火事件までの時系列
時期 | 内容 |
---|---|
1991年 | 埼玉県内の小学校を卒業 |
1994年 | 埼玉県内の中学校を卒業 |
詳細時期不明 | 夜間の定時制高校を卒業 |
詳細時期不明 | 人材派遣会社に登録、埼玉県庁での非常勤職員として勤務 |
2009年 | 茨城県内の郵便局に勤務開始 |
2012/6/20 | 茨城県坂東市のコンビニ強盗で逮捕 |
2016年 | 刑務所から出所し、更生保護施設「清心寮」に入所 |
2016/7月 | 「清心寮」を出所し、さいたま市で独り暮らし開始 |
2019/7/14 | 近隣住民とのトラブル、暴行事件発生 |
2019/7/18 | 京都アニメーション第1スタジオへ放火事件を起こす |
京アニ無差別放火事件の動機として、青葉真司容疑者は逮捕時に「小説が盗まれたため放火した」と語っており、一方的に恨みを抱いていた可能性が考えられます。
京アニ側は、青葉真司容疑者との直接的な関係はないと明言しています。
青葉真司容疑者 過去の逮捕歴
青葉真司容疑者は、過去にコンビニ強盗での逮捕歴がある上、2006年頃に下着の盗難事件で警察に取り調べられていました。
子供の頃、両親は離婚し、彼は父親とともに過ごしていたものの、経済的に厳しい時期も経験していました。
その後、彼が仕事を転職することを繰り返す中で、父親は亡くなったと考えられています。
学生時代には、友人が少なく、中学ではいじめを受けてしまい、その影響で学校を欠席することが多くなりました。
中学の同窓生の話として、「ニュースで学年の写真が流れたとき、青葉真司容疑者のことを初めて知った。彼の写真は卒業集合写真には含まれておらず、別の場面で撮影されたものだった。彼が学校にほとんど来ていなかったことを、その写真から感じ取れました」との声があがっています。
卒業アルバムに「夢は大金持ち」 青葉真司容疑者の小学校の卒業アルバムの画像が報道されており、将来の夢の欄には「大金持ち」と書かれていました。
青葉被告の半生なんてどーでもいい🙄
幼い頃は仲のいい家族で~両親が離婚して~父親から虐待されて~人間関係がうまく行かず~職場を転々と~だから可哀想だってこと⁉️
育ちがどうであれ36人も殺してしまった以上、極刑以外にないと思いますが、どーでしょうか⁉️😩青葉真司被告が裁判で語った半生… pic.twitter.com/he7F2ksJGo
— ami (@amisweetheart) September 8, 2023
青葉真司は京アニ事件で死刑囚になるのか?
青葉真司被告に統合失調症の疑いがあるとの声がありますが、これは過去の留置鑑定や彼の言動から生じた疑問に基づいています。
彼の言葉には統合失調症の特定の症状、特に「思考奪取」という症状がみられ、これは彼が「小説が盗まれた」と発言していたことと関連している可能性が指摘されています。
彼がなぜこのような症状を持つようになったのかの明確な理由は不明ですが、彼の過去の経験が影響していると考えられています。
彼は子供の頃に両親の離婚や父親による虐待、貧困、不登校など多くの困難に直面してきました。
大人になってからも、コンビニのアルバイトでの長い勤務期間中に人間関係に疲れ、結局は仕事を辞める選択をしました。
それ以降、収入が不安定で苦しい生活を送る中で、京アニに作品を応募したものの落選。
その後、彼は京アニが盛況なのを見て、自分の作品が盗用されたという誤った認識を持ち、深い怒りを感じるようになりました。
彼が述べたところによれば、彼は京アニに対しての強い恨みから事件を起こし、後にその行動を後悔しているとのことです。
日本は学歴でしか評価しないから青葉真司みたいなのが生きづらいんだよな。
会社は学歴で決めてしまうから、虐待されて中卒です、高卒ですって人を敬遠しますよね。
たとえ酷い家庭環境でも、可哀想な人を高待遇で雇います、性格も理解しますって会社があれば青葉は道を踏み外す事は無かったと思う— 物申す悪魔 (@bejitarian36500) September 6, 2023
弁護側は無罪を主張
2023年9月5日の京都地裁での裁判では、青葉被告は自分の行動を認め、「やり過ぎた」と感じていると述べました。
弁護側は、被告が事件当時、善悪の判断ができず行動を制御する能力を失っていたとし、無罪を主張。
もしくは、責任能力が低下していたとして、刑罰を軽くするように求めました。
公判の中で、彼の動機の解明も重要なテーマとなります。
検察は、青葉氏が小説の内容を盗用されたという妄想に囚われていたとの立場を取っています。
青葉氏が過去2年半で京アニについて2500回以上のオンライン検索を行っていたことが証拠として示されました。
この裁判の中で、青葉氏の責任能力が主要な議論の対象となっています。
青葉真司の経歴プロフィールwikiまとめ|京アニ事件の裁判はどうなるのか?:まとめ
京都のアニメスタジオ「京都アニメーション」で悲劇的な放火事件が発生し、36人が命を失い、33人が傷を負った事件。
この事件の主犯とされる青葉真司被告の家族背景には、父、兄、妹という3人の悲しい自殺の歴史があります。
彼自身も事件によって重篤な火傷を受けましたが、皮膚移植により生命を繋ぐことができました。
この治療方法は、その後の学会での発表も予定されているほど注目されるもので、皮肉にも医学に貢献した側面もあります。
彼の今後の運命や裁判の結果は不明ですが、彼には真摯に罪を償ってほしいと感じます。
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