試合前に予告先発を見ると、両チームの投手名が並んでいます。「今日はこの2人か」と分かっても、名前だけでは今夜の見どころまではつかめません。
そこで、NPB公式の投手名から個人成績を開いてみます。見るのは、右投げか左投げか、今季の防御率、登板数と投球回の3つ。試合前の30秒で、「今夜はここを見よう」が一つ決まります。
予告先発は、次の試合で最初に投げる投手の事前発表
予告先発は、次の試合で最初に投げる投手を事前に知らせるものです。NPB公式では「公示」の中にあり、日付、球場、開始時刻、両チームの投手名が並びます。
一覧から気になる投手名を選ぶと、個人成績のページへ移ります。名前を確認して終わりではなく、そのまま今季の数字まで見に行ける仕組みです。

投手名を押したら、見るのは3つ
個人ページを開くと、年度ごとの成績が横に長い表で並んでいます。登板、勝利、敗北、セーブ、H、完投、打者、投球回、安打、三振と項目が多く、どこから見ればいいのか迷うところです。
まずは、次の3つを拾います。
⚾ 予告先発30秒チェック
- 右投げか左投げか:氏名の近くにある「投打」の欄
- 今季の防御率:成績表の「防御率」の欄
- 登板数と投球回:「登板」と「投球回」を組み合わせて見る(セーブ・ホールドが0の投手向き)
📌 この3つで勝敗は決まりません
防御率が低い投手が必ず好投するわけでも、勝つわけでもありません。ここで見る3つは、その試合で自分がどこを見るかを決めるためのものです。結果を当てるためのものではありません。
難しい計算や、別サイトとの見比べは必要ありません。
①右投げか左投げかを見る
個人ページの上のほう、氏名や生年月日と並んで「投打」という欄があります。「右投右打」「左投左打」のように書かれていて、前半が投げるほうの手です。
左右が分かると、試合開始後の楽しみが一つ増えます。左投手なら、相手の打順に右打者が何人並んだか。打順が一巡したあと、同じ打者が2打席目でどう対応するか。投手と打者の組み合わせを追いやすくなります。
もちろん、左投手だから右打者を並べた、とまでは決めつけられません。その日の打順を見て、実際の対戦を楽しむための入口です。
②防御率は「どれくらい点を許してきたか」の入口
次は防御率です。成績表の「防御率」の欄に、1.94や2.68のような数字が入っています。
NPB公式は、防御率を「その投手が9イニング(1試合)を投げたとしたら何点に抑えられるかを示す指標」と説明しています。防御率2.68なら、9回あたりの自責点が2.68のペースです。数字が低いほど、ここまで自責点を少なく抑えてきました。
勝ち星は味方の得点にも左右されます。そのため、まず防御率を見ると、投手がどれくらい失点を抑えてきたかをつかみやすくなります。ただし、これは今夜の結果予想ではありません。防御率1点台の投手が打たれる日もあります。
③登板数と投球回を一緒に見る
3つ目は「登板」と「投球回」です。たとえば20登板で139回なら、多くの試合で長い回を任されてきたことが見えてきます。今夜は何回までマウンドにいるのか。中盤以降の楽しみにつながる数字です。
ここだけは「セーブ」と「H(ホールド)」も確認します。数字が入っていれば、救援登板が混ざっている可能性があり、登板数と投球回だけでは比べにくくなります。その場合は①と②を見れば十分です。
公式の数字で、今夜の一試合を見てみる
一度、実際の試合でやってみます。2026年9月17日、甲子園の阪神対広島です。この日の予告先発は、阪神が髙橋遥人投手、広島が床田寛樹投手でした。
| 投手 | 所属 | 投打 | 登板 | 投球回 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 髙橋 遥人 | 阪神 | 左投左打 | 20 | 139回 | 1.94 |
| 床田 寛樹 | 広島 | 左投左打 | 20 | 124回1/3 | 2.68 |
両投手とも左投げで、登板数も20。ただし、防御率は1.94と2.68、投球回は139回と124回1/3です。似ているようで、数字はきれいにはそろいません。
この試合なら、両チームが左投手にどんな打順を組むのか。走者を出したあとに粘れるか。何回まで投げるのか。数字を一つ知っているだけで、序盤から終盤まで追えるものができます。
📌 数字は確認した日のものです
上の数字は2026年9月16日現在のものです。シーズン中の成績は登板のたびに動きます。別の日に同じ見方をするときは、そのときの公式ページに出ている数字を読んでください。
雨天中止や変更があったら、当日の公式表示を見直す
雨天中止や予定変更があった日は、検索結果の抜粋ではなく、NPB公式をもう一度開きます。投手が変わっていても理由は推測せず、新しい名前から3項目を見直します。
次の試合は、一つだけ数字を覚えて見る
試合中に覚えておく数字は一つで十分です。「今日は左投手同士」「防御率1点台」「20登板で139回」。気になったものを一つ選びます。
防御率1点台の投手が3点取られる日もあります。数字どおりに進まないところも野球の面白さです。何試合か続けていると、予告先発の名前を見た瞬間に「あの投手か」と試合のイメージが浮かぶようになります。
まとめ
予告先発は、次の試合で最初に投げる投手の事前発表です。NPB公式のページで投手名を押すと個人成績へ進めて、そこで見るのは右投げか左投げか、今季の防御率、登板数と投球回の3つです。
防御率はここまでの積み重ねで、今夜の結果を約束する数字ではありません。それでも、何も知らずに見るより、投手と打者の対戦や交代のタイミングを追いやすくなります。
次にプロ野球を見る日は、試合前に片方の投手だけでも3項目を見てみてください。30秒後には、今夜追いかけたいものが一つ見つかります。



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