2027年1月1日、東京のMUFGスタジアム(国立競技場)で、女子と男子のサッカー日本一が同じ日に決まります。皇后杯と天皇杯の決勝が元日にそろうのは、2012年の元日以来15年ぶりです。
皇后杯は、女子サッカーの日本一を決める48チームのノックアウト大会です。正式名称は「皇后杯 JFA 第48回全日本女子サッカー選手権大会」。2026年度は11月14日に開幕し、2027年1月1日に決勝を迎えます。
ただ、48チームが最初からそろってピッチに出るわけではありません。11月の1回戦は、なでしこリーグ1部と全国9地域のチームで始まり、WEリーグの12クラブは11月28日の2回戦から加わります。どこで大会の顔ぶれが変わり、どこまで無料で見られるのか。そして、どの日から見始めると入りやすいのか。開幕から元日までを順に追います。
皇后杯にはどんなチームが出る?48チームの内訳
| 区分 | チーム数 |
|---|---|
| WEリーグ | 12 |
| なでしこリーグ1部 | 12 |
| 9地域の代表 | 24(関東8、中国5、東北2、東海2、関西2、九州2、北海道1、北信越1、四国1) |
WEリーグは女子のプロリーグ、なでしこリーグはそれとは別に全国で戦うリーグです。ふだんは別々の舞台で戦うこの3つのグループが、皇后杯では1枚のトーナメント表に入ります。プロもアマチュアも、勝ったチームだけが次へ進みます。
⚽ 皇后杯の試合方式
負けたらそこで終わるノックアウト方式で、3位決定戦はありません。
90分で決着がつかなければ30分の延長戦、それでも決まらなければPK戦で勝ち上がるチームを決めます。
皇后杯2026の日程は?11月14日開幕、元日決勝
| ラウンド | 日程 | 登場するチーム・会場 |
|---|---|---|
| 1回戦 | 11月14日(土)・15日(日) | なでしこリーグ1部と9地域のチームが登場。盛岡、秋田、福島など7会場 |
| 2回戦 | 11月28日(土) | WEリーグ12クラブが加わる。新潟、長野、愛媛など10会場 |
| 3回戦 | 12月6日(日) | 相模原、福井、神戸、広島の4会場 |
| 準々決勝 | 12月13日(日) | 仙台、兵庫・三木の2会場 |
| 準決勝 | 12月20日(日) | 京都・亀岡のサンガスタジアム by KYOCERA |
| 決勝 | 2027年1月1日(金・祝) | 東京・MUFGスタジアム(国立競技場) |
11月の開幕から元日の決勝までを1枚にすると、こうなります。

🎟️ 入場無料は12月13日の準々決勝まで
1回戦から準々決勝までは無料で観戦できます。準決勝と決勝は有料で、チケットの価格と発売日は9月24日時点でまだ発表されていません。
1回戦と2回戦で、大会の景色はどう変わる?
11月14日と15日。1回戦のピッチは、盛岡、秋田、福島のJヴィレッジから、福井、三重・鈴鹿、岡山・高梁、徳島・阿南まで、全国に散らばります。立つのは、なでしこリーグ1部のチームと、9つの地域から選ばれたチーム。WEリーグのクラブは、まだ1つもいません。
2週間後の11月28日、新潟のデンカビッグスワンスタジアムや愛媛のニンジニアスタジアムに、WEリーグのクラブが姿を見せます。1回戦を勝ち抜いたチームにとっては、プロのクラブと公式戦で向き合うかもしれない日です。
リーグ戦なら、同じカテゴリーの相手と1シーズンかけて勝ち点を積み上げます。皇后杯は、1回負ければそこで終わりです。ふだん順位表で交わらないチーム同士が、延長戦の末のPK1本で次のラウンドを分けることもあります。
1回戦を勝ったチームが、2回戦でどのクラブと当たるのか。答えは、10月ごろに決まる予定の組み合わせで出ます。
皇后杯と天皇杯の違いは?参加チームと日程を比べる
| 項目 | 皇后杯 | 天皇杯 |
|---|---|---|
| 出場するチーム | 女子チーム | 男子チーム(Jリーグ、大学、各都道府県の代表) |
| 2026年度の出場数 | 48チーム | 88チーム |
| トップリーグの登場 | WEリーグは2回戦から | J1・J2は2回戦から |
| 開幕 | 2026年11月14日 | 2026年8月19日 |
| 決勝 | 2027年1月1日・国立競技場 | 2027年1月1日・国立競技場 |
どちらも、プロとアマチュアが同じトーナメントを戦う全国大会です。トップリーグのクラブが1回戦には出ず、2回戦から登場する点も同じです。
大きく違うのは、大会の長さです。天皇杯は8月19日に始まり、4か月以上かけて元日へ進みます。皇后杯は11月14日の開幕から元日まで約7週間。12月に入ると日曜ごとにラウンドが進み、勝ち残ったチームは毎週、負けたら終わりの試合を戦うことになります。
2027年元日の決勝は、何が特別?
前回の男女同日決勝は、建て替え前の国立競技場で行われました。皇后杯の決勝が元日に今の国立で行われるのは、2026年に続いて2年連続です。2027年は、そこに天皇杯の決勝が加わります。NHK総合が、両方の決勝を生中継する予定です。
決勝の開始時刻と、2試合をどちらから行うのかは、9月24日時点でまだ発表されていません。
なでしこジャパンの次に見るなら、どのラウンドから?
代表の試合は、なでしこジャパンという1チームを追いかけます。皇后杯で追うのはクラブです。どのクラブから見ればいいか決めかねているなら、11月28日の2回戦が入りやすい日です。WEリーグのクラブがこの日にそろって登場し、負けたら終わりの勝負に加わります。
1回戦から見る楽しみもあります。なでしこリーグ1部や地域のチームのうち、どこがWEリーグの待つ2回戦へ進み、どこまで勝ち残るのか。11月14日から追えば、その道のりを最初から見届けられます。1回戦から準々決勝までは入場無料なので、近くの会場で見るという選び方もできます。
なお、準決勝までのテレビ放送やネット配信は、9月24日時点で発表されていません。
会場ごとの日程や最新の発表は、JFA公式の大会ページで確かめられます。
中盤の選手がどこでボールを受け、どう前へ運ぶか。代表戦で中盤の動きを追う見方は、クラブの試合でもそのまま使えます。見方の例として、なでしこジャパンの長谷川唯のプレーを整理した記事があります。長谷川はイングランドのクラブに所属しているため、皇后杯には出場しません。

テレビで「U-20」「U-17」の日本女子代表の名前を見かけて、なでしこジャパンとの関係が気になった方へ。3チームの違いは、こちらの記事で整理しています。

まとめ
皇后杯2026の入口に選ぶなら、WEリーグのクラブが加わる11月28日の2回戦。そこから勝ち残った2チームが、2027年の元日、国立競技場で女子の日本一を争います。同じ日には、天皇杯の決勝も行われます。
組み合わせ、決勝の開始時刻、チケット情報が発表されたら、この記事に追記します。


コメント