今回は、プロボクシングWBAスーパー・IBF世界スーパーバンタム級統一王者マーロン・タパレス選手のワダイです!
12月に予定されるWBC、WBOスーパーバンタム級王者井上尚弥選手との4団体統一戦が注目を集めていますね!
日本人からすると、タパレス選手とはどんなボクサーなのか、あまり知られていないのが実情と思います。
タパレス選手について、経歴やファイトスタイル、戦績について解説していきたいと思います!
- タパレス選手プロフィール
- タパレスのボクサーキャリア
- タパレスの強さは?
- タパレス選手のファイトスタイル
- タパレスの戦績と井上戦の予想
タパレス選手プロフィール
本名:マーロン・タナン・タパレス
通称:Maranding Nightmare
階級:スーパーバンタム級
身長:163cm
リーチ:165cm
国籍:フィリピン
誕生日:1992年3月23日(31歳)
出身地:北ラナオ州トゥボッド
スタイル:サウスポー
マーロン・タパレスは、1992年生まれのフィリピンのプロボクサー。
彼はかつてWBOのバンタム級の頂点に立ち、現在はWBAスーパーおよびIBFのスーパーバンタム級の統一チャンピオンとして2階級制覇を達成しています。
タパレスのボクサーキャリア
2008年
プロのキャリアの始まり。デビュー戦で速攻TKO勝ちを収めました。
2010年
フィリピンのGABライトフライ級のタイトルを手に入れました。
2013年
WBOアジア太平洋バンタム級のチャンピオンとなりました。
2015年
WBO世界バンタム級の挑戦者決定戦で勝利しましたが、2017年に体重超過でタイトルを剥奪されました。
2019年
ニューヨークの大試合で、タパレスはIBF世界スーパーバンタム級暫定王座のタイトルを争いましたが、TKO負けを喫しました。
2021年
IBFのスーパーバンタム級の挑戦者決定戦でKO勝利を収め、再び世界のトップを目指しました。
2023年
WBAスーパー・IBF世界スーパーバンタム級統一王者のムロジョン・アフマダリエフと対戦。見事勝利し、タパレスは、WBAスーパー・IBF世界スーパーバンタム級のタイトルを手に入れ、2階級制覇を達成しました。
タパレスの強さは?
フィリピンのボクシング界で名を馳せるマーロン・タパレス選手は、31歳の現役選手であり、その力は現在もピークにあると言われています。
現在、WBAスーパー・IBF世界スーパーバンタム級統一王者。世界2階級制覇王者です。
彼は強打のサウスポーとして知名度があり、タイでの試合でバンタム級の世界タイトルを獲得したことでその名が高まりました。
タパレス選手のファイトスタイル
タパレス選手の特技は中間距離での戦いです。強力な左右のフックを軸に、相手を圧倒する戦術を取ります。
攻撃的で速攻も織り交ぜたスタイルを持っています。相手の動きを冷静に観察し、テンポをコントロールしながら戦うことも得意としています。
スーパーバンタム級の中では身長やリーチが短い方で、タパレス選手は右のジャブを使いながら適切な距離を築く攻撃法を採用しています。距離が近づくと、そのスピードを活かした強烈な左ストレートを放ちます。
特に、彼の左ストレートはサウスポーの持ち味を活かしたもので、相手にとって非常に危険な武器となっています。しっかりとした構えから放たれるそのパンチは、体重移動を活かしており、打たれた場合のダメージは甚大です。
彼の体型は小さいものの、リング上で大柄な対戦相手をKOするパワーを持っています。
その一方で、接近戦の技術はあまり得意ではなく、特に岩佐選手やアフマダリエフ選手との対戦時にはこの部分の不得手さが露呈していました。
ディフェンスは?
ディフェンスとしては、足を広げてのオープンスタンスや、L字ガード、または双方の手を上げたガードでの守りを基本としています。
相手の攻撃を避けるために、短いバックステップやスウェーを駆使します。このスウェーは非常に素早く、即座に危険を察知し、避けることが可能です。
ですが、クリンチや接近戦では、ガードが緩んでしまいやすく、ロープ際や近距離での攻防ではダメージを受けることがしばしば見られます。
弱点は?
彼の弱点としては、フィジカル面やインファイトの弱さが挙げられます。
163cmの身長はバンタム級にしては小柄な部類に入ります。元々ライトフライ級から階級を上げていっていますが、上の階級になるほどフィジカル面では押し負けることが多いといわれます。
計量オーバーという失態も過去にあり、徐々に階級を上げて戦っている印象があります。
また、インファイトについては、あまり上手くないと思われます。
アフマダリエフ選手との試合でも、インファイトの攻防では相手の攻撃に押される場面が多くありました。
総評として、タパレス選手はオフェンス、ディフェンスともに中距離での戦いが最も得意な選手と言えるでしょう。
負けた試合は?
タパレス選手の戦績中、敗戦は3回。
デビュー直後のフィリピン国内戦、2013年のWBCスーパーフライ級シルバー王座決定戦でのサンチェスとの試合、そして2019年、岩佐亮佑選手との試合の3戦が負けた試合です。
岩佐亮佑選手との対戦では、タパレスが体格で劣る中、岩佐選手のプレッシャーを受け続ける難しい展開となり、結果として3Rでの不運なバッティングと11Rでの左クロスを受けて敗北となりました。
2階級制覇を達成
2008年のプロデビューから、彼は多くの戦いを重ね、2013年にはWBOアジアパシフィックバンタム級王座、2016年にはWBOバンタム級王座を獲得しています。
その後、王座を失いつつも、アフマダリエフ統一王者との世界戦に挑戦。見事にアフマダリエフを下し、2階級制覇を成し遂げました。
タパレスの戦績と井上戦の予想
総試合数:40
勝ち:37
KO勝ち:19
敗け:3
引き分け:0
無効試合:0

井上尚弥選手との4団体統一戦の予想
タパレス選手は”ナイトメア”という異名を持ち、身長163㎝、リーチ165㎝の体格ながら協力な筋肉を持ちます。
彼の左右のフックや近距離の左アッパーカットは特に警戒が必要です。
しかし、タパレス選手は、4年前に岩佐亮佑選手に11回TKOで敗れており、井上選手との間には明確な実力の差が見受けられます。
ちなみに、オンラインカジノ『Oddschecker.com』のオッズも12対1で、井上の勝利が有利と示しています。
井上選手はこれまでサウスポースタイルの選手と3度戦い、全て圧倒的な勝利を収めています。
タパレス戦でも井上選手の勝利が予想され、4団体統一の可能性は非常に高いと言って良いでしょう。
とはいえ、タパレス選手も強い選手ですので番狂わせが起きてもおかしくはありません!
まとめ
今回は、プロボクシングWBC、WBOスーパーバンタム級王者井上尚弥選手との4団体統一戦が注目される、マーロン・タパレス選手について、強さやファイトスタイル、戦績について解説してきました。
サウスポーのボクサーファイターとして知られるタパレス選手は、速攻とテンポコントロールを駆使する攻撃型ファイターです。
彼の攻撃のスピードとパワーは非常に危険な武器となることは間違いありません。
井上選手との対戦が実現すれば、決して侮れない相手だと言えます!
12月に予定される井上選手との4団体統一戦は、フルトン戦同様に大いに盛り上がることでしょう!
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